こんにちは、manaです。
やっと緊急事態宣言があけた11月月初、沖縄へ旅行に行ってきました。
コロナウィルスが流行して約2年、ホテルを予約してはキャンセルを繰り返す日々だったので、今だ!と思い立って急に計画しました(^^)
沖縄といえば、10月下旬に【軽石漂着】が大きなニュースになりましたね。
旅行のキャンセルも出ているとか…
沖縄の青い海が、グレーや茶色だったら悲しいな…
そんな心配も浮かびますね。
今回私が行った、沖縄県南部に位置する糸満の【軽石漂着】最新情報をお届けします。
これから沖縄に行かれる皆さんにとって、少しでも参考になれば嬉しいです(^^)
沖縄の軽石の漂着場所を実際に見てきた感想
2021年10月下旬、たくさんの「軽石」が沖縄に流れついて、海洋生物や船のエンジンに被害が出るなどニュースになりました。
ニュースで見る映像では、海面を完全に覆ってしまい、漁港が軽石でグレーに埋め尽くされたような映像に衝撃を受けました。
さて、遊泳のシーズンではありませんが…私が沖縄に行った11月上旬、この軽石がどのような状況なのか見てきました。
沖縄の軽石感想①【美々ビーチ】
軽石が漂着しはじめたころからニュースになっていた糸満市の美々ビーチ。
沖縄県の都心部にあたる那覇市から、車で20~30分ぐらいのところにある広くてきれいな人工ビーチです。
こちらは防波堤に囲まれ管理されているビーチだからか、海面を覆うほどの軽石はありませんでした。
遊泳シーズンも通常に営業していたとのことです。
しかしビーチを歩いてみると、隅の方には軽石が溜まっています。
満ち潮のときに打ち上げられた軽石で、白い浜がグレーになっているのが見てすぐにわかります。
潮の流れによって多く打ち寄せられる様子も見られました。
初めてのこのニュースを聞いてから約2ヶ月経てまだこの状況ですから、自然の威力には本当に驚きます。
海面の灰色の部分は、打ち寄せられて溜まっている軽石です。
関東ではこれが藻だったりして、そう珍しいことでもなかったりしますが、沖縄の海は通常こういった海面を覆うものが漂っていることはないので不思議な気持ちです。
波に揺られて動くとき、軽石の隙間から透明の海水が見えるので、海は至いたってきれいだということがわかります。
日中に、リヤカーとスコップを持って手作業で軽石除去作業をしている人がいましたが、市の人か施設の人でしょうか。
このように地道な手作業の繰り返しで、ビーチが保たれているんですね…頭が下がります。
沖縄の軽石感想②【那覇と糸満の海岸線】
那覇の国際通りから糸満市へ、バスで移動するときに見える海岸線はこれまでと変わらない様子に思えました。
なんとなく茶色っぽく見える浅瀬はありましたが、この日は天候も曇りだったので軽石の影響なのかどうか、バスからはわかりませんでした。
これもまた、いつもと変わらない那覇の海に思えましたが、もしかしたら美々ビーチと同じように海岸に打ち上げられていたかもしれませんね。
沖縄の軽石感想③【飛行機から見た海面】
窓側の座席ではなかったので、モニターを通しての映像になりました。
私にははっきりとコレ!と言える自信はなかったのですが、現地の人に見てもらったところ波が寄せる内側の茶色っぽいところが軽石とのことでした。
自然現象だから仕方ないとがいえ、沖から陸に向かっていろいろなところでこの現象が起きていると思うと心配になります。
沖縄の軽石は海底火山が原因
この軽石、急にニュースになってきたけど何なの!?
軽石といえば、かかとのケアに使うヤツ?園芸に使うヤツ?
あまり用途が思い浮かばないし、普段は気にかける存在でもないのですが、そもそも今回ニュースになっている軽石はどこからやってきたのでしょうか。
沖縄の軽石はどこから来たの?
初めてこのニュースを見たとき、軽石の発生源はなんと小笠原諸島というのだからびっくりしました。
小笠原諸島って、住所は東京都なんですよ!
8月13日、小笠原諸島の海底火山「福徳岡ノ場」が噴火して、そこから噴出した軽石が海を漂って沖縄へ流れついたんです。
私は海のことは詳しくないですが、海洋研究開発機構公式ホームページのシュミレーションにて軽石がどのように漂流してきたのかわかります。
そして、よくよく調べてみるとこれは初めてのことではないようです。
この「福徳岡ノ場」、たびたび噴火しては小さな島になったり無くなったりを繰り返しているそうです。
8月の噴火は、これまでより大きく軽石の噴出も多かったために、今回のように噴火からたった2ヶ月でこれほど大量の軽石が流れついたのではないでしょうか。
沖縄の軽石が及ぼす深刻な影響は?
ちょうど私が滞在しているころに『死亡したウミガメ、体内から大量の軽石』というニュースが出ていました。
子ウミガメの体内から大量の軽石https://t.co/UrvlY8Gs2M
沖縄県の海岸で保護され、後に死んだ子ウミガメの体内から大量の軽石が見つかったことが沖縄美ら島財団への取材で分かりました。財団は小笠原諸島の海底火山「福徳岡ノ場」の噴火で発生し、漂流していた軽石を誤食したとみています。
— 毎日新聞 (@mainichi) November 13, 2021
それが死因なのかはっきりとわかりませんが、なんとも心配なニュースではありますね。
このように海洋生物の誤食や、軽石が海面を覆うことで海中に日光が届かなくなり、そこで起きる様々な生態系への影響。
また、漁業をはじめ海で仕事をしている人々の暮らしも大きな影響を受けそうです。
まとめ
私が行った日は、本部町のほうにたくさん流れついて漁港の入口が塞がれてまったとニュースがありました。
天候や風の強さ、潮の動きによっても違いが出るのだと思いますが、九州や四国、伊豆などでも漂着が確認されているそうですね。
自然には逆らえないとは言いますが、生態系や漁業に取り返しのつかないほどの影響が出ないよう願うばかりです。
最後までお読みいただきありがとうございました。